織工房 下地
伝統工芸士
下地達雄
"藍染めで十字絣の宮古上布にこだわって
いきたい"
400年以上島の暮らしのなかで息づいてきた宮古上布
の伝統を守るために、織工房 下地では、伝統的な藍の十
字絣を中心とした作品づくりにこだわりを持っています。
工房で織りの勉強に励む方々の姿は、宮古上布の今後の
発展においてとても心強い存在だと感じます。織歴82
年という長年宮古上布に携わってきた下地ミツを指導員
として、今後は後継者育成に力を入れていきたいです。
工房 がじまる
羽地直子
"何よりも1番に糸を大事に思う気持ちを
大切にして欲しい"
手績みの苧麻糸は宮古上布の命であり、また、糸一本一
本にはその糸を編んでくださった方々の心が込められて
いるので、工房がじまるでは、糸を大事にする気持ちを
持って織りに向かうことを大切にしています。
みんなで支えあいながら、各々が自分の織りたいものが
織れるように力をつけていきたいです。
工房 風樹
重要無形文化財砧打継承者
砂川 猛
"信用、丁寧、感謝"
工房 風樹ではこの3つの心得を大切にしています。
宮古上布の最終工程である砧打ちと、宮古上布の製作を
手がけており、この心得は砧打ちだけに限らず全ての整
理加工の修養といえます。
将来の宮古上布のために、宮古上布の良さ、誇りに思う
べき文化をより多くの人に知ってもらえるような活動を
していこうと考えています。
工房 風樹では、オリジナルの宮古上布の製作に力を注い
でいます。
福樹工房
神里佐千子
"手績み苧麻・染料・織りまでを
自分たちで・・・"
福樹工房では、宮古上布の歴史や流れというものも踏ま
えながら、各個人の作風が出るような織りをやってこう
と思っています。
今後は苧麻の栽培に加えて藍の育成や泥藍づくり、また
宮古島の豊富な植物染料にも目を向けて力をつけていき
たいです。糸から染め、織りまで工房独自の宮古上布を
生み出すことが目標です。